こんにちは
合同会社はひぷぺぽ(売却の窓口in墨田)のおざわです。
不動産は購入したあとのメンテナンスが大事、と以前お伝えいたしました。不動産会社によっては仲介した売買契約が成立したあとはもう知らないよ、というところもありますが弊社は地域(特に東京都墨田区)に特化している不動産屋で、できれば気持ちよく末永く住んでいただきたいという思いがあるので購入されたあとの物件のことも気にかけています。
メンテナンスが大事とはいえ、最近災害被害に便乗したメンテナンスを促す新手の詐欺もあるようです。
東日本大震災後から今年も各地で大雨の被害が相次いで起こったことに便乗して、被災後に住宅リフォーム業者がきて強引な勧誘をされたというケースが相次いでいます。
そういったことから先日消費者庁長官の記者会見では2月に続き、災害に便乗した悪質商法に関する注意喚起が行われました。
今回は物件購入後に大切な我が家が詐欺被害に遭わないためのアドバイスをさせていただきたいと思います。
多く見受けられる勧誘は「保険金が使える」という内容で、
「屋根壊れているから直しますよ、保険金使えますから。申請のお手伝いもします」というようなもの。
ここでいう保険金とは火災保険のこと。
火災保険は偶然の事故による損害をカバーするものなので、老朽化などの損害は対象外となります。
保険金の支払いは実際に保険会社の調査員が来て確認してから保険金が下りるかどうかが決まるので、事前に「保険金が使えます」と断定するのはおかしいのです。
他の内容ですと
「保険金請求は非常に難しいのでお任せください」といって契約を結ばせてコンサルティング料などを請求するもの。
契約をやめようとすると違約金を取る業者もいるようです。
保険金は契約者が請求するものなので、保険会社に電話なりして事実を伝えればいいだけですので、非常に難しい、と煽るのはおかしいのです。
もしこういった詐欺かな、と思うセールスにでくわしたら、被害を防ぐためにも以下のことを気になさってください。
・その場では契約しない
・契約する前に保険会社や代理店に連絡をして確認をしてみる
・もし契約をしてしまい取り消したい場合は「クーリングオフ」制度を使う
※ただし、クーリングオフ制度は契約から8日以内と期限があるので気をつけてくださいね。
クーリングオフは説明不要で無条件に申し込みの撤回または契約の解除をすることができるので、訪問業者や電話勧業者は、特定商取引法によりクーリングオフの拒否ができないようになっています。また、クーリングオフをした場合は違約金の支払いも不要ですので請求されても支払う必要はありません。
家を大事に保ちたい、でもメンテナンスはお金がかかるからな、という気持ちにつけこんでくる詐欺。遭わないようにお互い気をつけましょう。
疑問質問などがございましたら、合同会社はひぷぺぽまでお気軽にお問い合わせください。